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リバティアイランドの安楽死は何故?!その経緯と方法を紹介

お嬢様として人気だった
リバティアイランドが
香港で開催されたレース出走中に
左前脚を重度に故障し、
「予後不良」と診断されたため
安楽死の措置が取られました。

とても悲しいニュースですが
どんな故障内容で
何故安楽死に至ったのか…
その方法など調べてみました。

目次

リバティアイランドの具体的な故障内容

下馬し、リバティを労わる川田騎手

リバティアイランドは
レース終盤の直線で

急激にスピードダウンし、騎手が異変を察知して下馬、競走を中止

公式発表によると、


「左前脚の種子骨靭帯の内側と外側の断裂、球節部の亜脱臼」

という極めて重篤な故障でした。

この症状は
球節部が地面に着いてしまうほどの損傷
で、獣医師が「予後不良」と診断しました。

人間でいうと足首を支える
じん帯が全て切れる。
という位の大損傷のようですね

リバティアイランド「予後不良」だと何故安楽死の判断に?!

競馬界で「予後不良」とは、

回復の見込みがなく、
延命しても馬に過度な苦痛を与えてしまうと判断

された状態を指します。

サラブレッドは脚部の重傷
(骨折や靭帯断裂など)からの回復が
非常に難しい体の構造
をしており、
無理に治療を試みても
自重による二次的な負担増や合併症
(他脚の故障や肺損傷など)で苦しむケースが多いそうです。

そのため、馬の苦痛を最小限に抑える
「人道的な措置」として
安楽死が選択されることがほとんど。

主な安楽死の手順

安楽死の処置が行われるリバティアイランド

競走馬の安楽死は、

馬に苦痛を与えず、できるだけ穏やかに最期を迎えさせる

ために、厳格な手順と薬剤の投与
よって行われます。
以下がその手順です

鎮静薬の投与

まず、馬に鎮静薬を静脈注射し、
馬を落ち着かせ、恐怖や不安を和らげます。

全身麻酔薬の投与

続いて、全身麻酔薬を投与し、
馬を横たわらせ、意識をなくします。
これにより痛みや苦痛を感じない状態にします。

③致死薬の投与

麻酔が十分に効いたことを確認した後、
バルビツール酸系薬剤を静脈から投与します。
これは呼吸中枢に作用し、呼吸を停止させます。

さらに硫酸マグネシウムなどを高濃度で投与し、
心臓をゆっくりと止めて死に至らせます。

死亡の確認

呼吸と心拍が完全に
停止したことを獣医師が確認し、
処置を終えます。

これ以上ツライ身体に
ならないように…
痛みを取ってあげるんですね。

まとめ

リバティアイランドは
レース中の左前脚の重度故障により、
回復の見込みがなく、
馬の苦痛を最小限にするため
「予後不良」と診断され、
安楽死の措置が取られました。

これは競走馬にとっては珍しくない判断であり
馬の尊厳と福祉を守るための選択です。

どうか安らかに眠って欲しいです。
天国でのんびり過ごせますように…

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