お嬢様として人気だった
リバティアイランドが
香港で開催されたレース出走中に
左前脚を重度に故障し、
「予後不良」と診断されたため
安楽死の措置が取られました。
とても悲しいニュースですが
どんな故障内容で
何故安楽死に至ったのか…
その方法など調べてみました。
リバティアイランドの具体的な故障内容

リバティアイランドは
レース終盤の直線で
公式発表によると、
「左前脚の種子骨靭帯の内側と外側の断裂、球節部の亜脱臼」
という極めて重篤な故障でした。
レース後のリバティアイランド大丈夫かな?#クイーンエリザベス2世カップ pic.twitter.com/FccQbQ98qf
— うまんちゅ (@mizukeiba) April 27, 2025
この症状は
球節部が地面に着いてしまうほどの損傷
で、獣医師が「予後不良」と診断しました。

人間でいうと足首を支える
じん帯が全て切れる。
という位の大損傷のようですね
リバティアイランド「予後不良」だと何故安楽死の判断に?!
競馬界で「予後不良」とは、
された状態を指します。
サラブレッドは脚部の重傷
(骨折や靭帯断裂など)からの回復が
非常に難しい体の構造をしており、
無理に治療を試みても
自重による二次的な負担増や合併症
(他脚の故障や肺損傷など)で苦しむケースが多いそうです。
そのため、馬の苦痛を最小限に抑える
「人道的な措置」として
安楽死が選択されることがほとんど。
主な安楽死の手順


競走馬の安楽死は、
ために、厳格な手順と薬剤の投与に
よって行われます。
以下がその手順です
①鎮静薬の投与
まず、馬に鎮静薬を静脈注射し、
馬を落ち着かせ、恐怖や不安を和らげます。
②全身麻酔薬の投与
続いて、全身麻酔薬を投与し、
馬を横たわらせ、意識をなくします。
これにより痛みや苦痛を感じない状態にします。
③致死薬の投与
麻酔が十分に効いたことを確認した後、
バルビツール酸系薬剤を静脈から投与します。
これは呼吸中枢に作用し、呼吸を停止させます。
さらに硫酸マグネシウムなどを高濃度で投与し、
心臓をゆっくりと止めて死に至らせます。
④死亡の確認
呼吸と心拍が完全に
停止したことを獣医師が確認し、
処置を終えます。



これ以上ツライ身体に
ならないように…
痛みを取ってあげるんですね。
まとめ
リバティアイランドは
レース中の左前脚の重度故障により、
回復の見込みがなく、
馬の苦痛を最小限にするため
「予後不良」と診断され、
安楽死の措置が取られました。
これは競走馬にとっては珍しくない判断であり
馬の尊厳と福祉を守るための選択です。
どうか安らかに眠って欲しいです。
天国でのんびり過ごせますように…
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